【主日礼拝 】 2012年7月1日
人生に突然襲いかかってくる災難(思いがけず身にふりかかってくる不幸な出来事)に対して、私たちは何もできずに、立ち尽くすしかないときがあります。ダビデは『万策尽きた』という状況の中で「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い、魂を生き返らせてくださる」(2−3)。「わたしを苦しめる者を前にしても、あなたはわたしに食卓を整えてくださる」(5)と告白しました。
これが神と共に歩む者です。私を苦しめるものとは、人であったり、病気であったり、貧しさであったり、そのようなものが目の前にあると不安であり、いらいらしたり、眠れない日が続きます。そんなときは、おちおちと食事ものどを通りません。だから、私を苦しめるものなどなくなる事を願います。でも、私を苦しめるものがあっても良いのです。それが現実だから、私たちは信仰によって「死の陰の谷を歩むときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。あなたの鞭、あなたの杖、それがわたしを力づける」(4)とあるように主に信頼し確信を持って歩むことです。
詩編は私たちに『嘆き』は『賛美』に変えられると証ししています。ならば恵の先取りをして、嘆きが賛美変わるなら、嘆いていないで、今から喜んで歩もう、こんな大胆な信仰を持ちたいものです。「主に望みを置く人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない」(イザヤ40:31)。とあるように、私たちがどのような状況の中にあっても神の愛は変わりません。故に、私には誇れるものは何もないが“こんな人生ではだめ”ではなく“こんな人生もあり”と言って賛美して生きて行きましょう。
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