【主日礼拝 】 2012年8月5日
パウロは大きな伝道の旅を3回しました。第一回目の伝道旅行は使徒言行録の13−14章(47−49年頃)、第二回伝道旅行は15−18章(49−52年頃)、第三回の伝道旅行は18−23章(53−56年頃)と言われています。パウロは三回の伝道の旅で福音を伝え、教会を建てあげました。特に三回目の旅では問題を抱える教会を訪問し、彼らを励まし、勇気づけ、慰め、信仰にしっかりと立って福音宣教の業に励むように元気づけました。この旅も終わりに近づいて来たころ、パウロはエルサレムに行くように霊に促されました。エルサレムに行くにあたってパウロは「そこでどんなことがこの身に起こるか、何も分かりません。ただ、投獄と苦難とがわたしを待ち受けているということだけは、聖霊がどこの町でもはっきりと告げてくださっています」(使徒2021−23)。と告白しました。
パウロの言葉を裏付けるように、アガボという預言する者が来て「パウロの帯を取り、それで自分の手足を縛って言った。『聖霊がこうお告げになっている。エルサレムでユダヤ人は、この帯の持ち主をこのように縛って異邦人の手に引き渡す』」(21:11)。これを聞いた多くの人たちがパウロにエルサレムには行かないように頼むが、パウロは言った「泣いたり、わたしの心をくじいたり、いったいこれはどういうことですか、主イエスの名のためならば、エルサレムで死ぬことさえも、わたしは覚悟しているのです」(21:13)。ここにパウロの福音のためなら、行く手に何があろうとも、前進しようとする強い決意が現れている。イエス・キリストの十字架と復活を思うとき、パウロは「わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人も、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです」(ローマ1:16)と告白するのです。アーメン
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