【主日礼拝 】                                  2012年9月16日 

『変えたければ自分から』 

マタイによる福音書 9章14-17節

山岸 明牧師

             
 人生には想像もしていなかった事が起きます。先の東日本を襲った大地震、津波、原発事故、あれほどの地震、津波が来るとは想定外でした。また、人間だから病気の一つや二つあると考えていたが、まさか自分が大病をするとは・・・人は想定外な事が起きた時どう対処してよいのか分らず、パニックになったり、考え込んでしまったり、人生諦めたり、投げやりになったりしてしまいます。しかし、聖書には想定外という言葉も、そのような考え方もありません。逆に、人生には想定外な事が起こり得ることを伝え、災難や危機に遭遇した時にどうやって対処するのか、その秘訣が記されています。
イエス様は「新しいぶどう酒を古い革袋に入れる者はいない、そんなことをすれば、革袋は破れ、ぶどう酒は流れ出て、革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。そうすれば、両方とも長持ちする」(9:17)と仰せになりました。新しいぶどう酒は発行力が強いので、古い革袋に入れると、袋に弾力性がないので破れてしまうのです。
 私たちはどうでしょうか?自分の価値観や昔からの言い伝えに固執して、心から新しい命を受け入れていないのではないでしょうか。新しい命が自分の中に入ってくると古い命は嫌がります。自分の中に自分という古い王様がいて、自分を支配し、自分の好きなように生きていきます。そこに新しいイエス・キリストという王様が入って来たらどうなるでしょうか。古い自分は徹底的に抵抗します。自分を奪われてはいけないと思い、あの手、この手を使って新しい王を、命を、真理を、拒否し排除します。
 新しい自分に生きるという事はイエス・キリストを信じて受け入れ、御言葉に従う生き方をしていく事です。自分にそんな新しい生き方ができるのか?心にイエス・キリストがおられるなら間違いなくできます。それが聖書の新しい約束です。あなたの心にイエス様がいるかどうかしっかりと確認してください。おられるならば、私たちは人生、失望する事はありません。これから想定外な事が起きても必ず対処できる知恵が与えられます。人生、変えたければ自分からです。ともに新しい約束の中に生きましょう。


 
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