【主日礼拝メッセージの要 約】 2008年5月4日
「4000人の給食」
長年霊的ご指導を戴いた牧師夫妻を送り、教会に寂しい空気が吹いていることは否めない現実です。でも愛兄姉の強い祈りによって、羊の大牧者でいますお方
は、御教会を祝し導き、必ず最善の道を開いて下さると確信し祈ります。
T【似て非なる事】
今日の聖書と似た記事が他にあります。5つのパンと2尾の魚で5000人以上の人々を養った記録です。これは四福音書全部に記されている奇跡です。が今
朝の記事はこのマルコとマタイ福音書だけの記録です。内容も前記と酷似しているので同一記事と思う方が多いのですが、異なる箇所を見るとき、他の福音書記
者ルカやヨハネが知り得なかった深い聖旨を見いだすことが出来ます。
U【主の積極的発言】
主は『群衆がかわいそうだ。・・・食べ物がない』と。此処は人里離れた所、この大群衆は3日間もイエスの側にいたと。多分老若男女入り交じり病人も多
く、異邦人も加わっていたようです。馬車で駆けつけた者もおれば、僅かな手弁当で辿りついた者もいたのです。この烏合の衆を主はかわいそうと感じ、食べ物
(天よりのパン)を与える決心をしたのです。主の哀れみの積極性です。
V【弟子たちの当惑】
この群衆は雑多です。そのニーズも異なり、勿論病人は癒されることを願ったでしょうが、やじ馬も大勢いた筈です。訳も分からず連れて来られた人は別段主
の話しを必要としなかったのです。でも何となく『ここに居たい』人たちが大勢なのです。弟子たちは早く解散させて『休みたかった』のでしょう。主は『群衆
がかわいそうだ。・・・パンは幾つあるか』と弟子たちを誘ったのです。
W【7つと4000人】
数字には各文化が反映します。聖書の数にも霊的示唆が秘められています。7つのパンは『聖別された命の糧』を、7つの籠は『聖別された世界の教会』を示
すのです。この籠スブリスは異邦社会の籠を指します。それ故に4000人と記すとき、異邦社会を含めた人々です。この群衆に『地面に座る』よう指示し『霊
の糧』を与えたのです。それ故『食べて満腹し』,新たな力を得て帰路についたのです。
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